ロボットとのコミュニケーション実験


ロボットは楽しいかも


みらくる日記

     



 ひとり暮らしについて考えてきたこと


「ひとり暮らしの老前整理」で、ひとり暮らしの問題は、ものをただ片付ければよいという


ことではなく、「暮らし方」や生活の質=クオリティーオブライフから考える必要があるの


ではないか、と考えています。



クオリティーオブライフ【quality of life】


人々の生活を物質的な面から数量的にのみとらえるのではなく、精神的


な豊かさや満足度も含めて、質的にとらえる考え方。医療や福祉の分野


で重視されている。生活の質。人生の質。生命の質。 QOL 。


(大辞林第3版より)


この中で、ひとり暮らしに大切なのは、人とのコミュニケーションではないかと思ったのが


はじめの一歩でした。




(2018年NHKラジオ講座テキスト『老前整理の極意』第11回ひとり暮らしに備える より)


 ひとり暮らしの問題は、ロボットを見てひらめいたのでなく、拙著でも書き、ずっと考え


てきました。


下のアンケートをご覧ください。


ひとり暮らしで、「週6日以上」誰とも話をしないが、男性7.1%、女性2.8%で、


「週4,5日」が男性11.6%、女性5.7%です。


この方たちに、友だちを作ろう、ご近所の人とコミュニケーションをというのは簡単です


が、そうもいかない種々の事情があるからこのような結果が出ていると思われます。また、


気を使うから、人づきあいが煩わしい人もあってのこの結果でしょう。


そこで他に何かないかと考えていたところ、ロボットにたどり着きました。

日常生活の不安


2017年3月30日に、大阪市は高齢の「ひとり暮らし」についての調査を発表しました.平成


28年度高齢者実態調査です。この調査は高齢者世帯とひとり暮らし世帯を比較していますの


で、問題点もわかりやすく整理されています。(一部を抜粋)

▼誰とも話をしない日は週に何日か

■質問、あなたは1週間のうち、誰とも話をしない日は何日くらいですか。


□週6日以上


□週4,5 日


□週2,3 日


□週1 日


 ひとり暮らし世帯では「週1日以上」が46%で最も多く、「週2,3日」が22.2%、また


「週6日以上」が4.3%です。4.3%の人は週のほとんど誰とも話をしないということになり


ます。この調査で注目していただきたいのは次の男女別の結果です。


「週6日以上」誰とも話をしないが、男性7.1%、女性2.8%で、「週4,5日」が男性11.


6%、女性5.7%です。女性のおしゃべりは、コミュニケーション能力ともいえるのではない


でしょうか。


 見方を変えれば、男性のひとり暮らしは人とあまり話をしないようです。話をしないのは


悪いことではありません。しかしそのことにより様々な情報が入らないとどうでしょう、必


要なサービスが受けられなくなる可能性も大きくなります。

 

ひとり暮らしの人こそ、積極的に情報収集する必要があると思いませんか。第二回で老前整


理を始める動機のひとつに、女性は「友達を家に呼びたい」があると話しましたが、ひとり


暮らしの人こそ、友達を招いたり、招かれたりが必要です。


また広報などで出される情報とは違う、身近な情報は、ちょっとした世間話をしている時に


こそ出てきます。これは電車の中で中高年の女性2人の会話を横で聞いているとよくわかりま


す。


「○○歯科に行ったけれど、待たされて、そのうえへたなのよ」


「それなら××歯科の先生が入れ歯の調節も上手よ」


 こんな調子で、世間話の中で情報交換がされています。


 話をするのは苦手だとか、煩わしいという気持ちもわかりますが、情報収集だと思って、


ご近所の方、友人、知人と話をする機会をつくってみてください。


 ここで、ひとり暮らしでなくても、他人と会話をする努力をしている男性Mさんを紹介し


ます。妻と2人で暮らす80代のMさんは1日10人と話すことが目標です。これは言うは易し


ですが案外難しい。仕事をしている時には、10人どころか20人、30人と数えきれなかった


でしょう。ところが退職後はどうでしょう。ためしに、今日何人の人と話をしたか、数えて


みてください。まず妻と会話をしたか。夫婦2人の生活なら、妻以外の誰かと話そうと思え


ば、電話をするか、外に出なければなりません。しかし用もないのに電話もできず、相手も


いない。外に行っても公園をブラブラしてるだけでは話はできません。近所の人とごあいさ


つで1人。コンビニの店員さんで1人、たまに行く理髪店の主人で1人といった具合です。


これでは1日10人は難しいのでMさんは考えました。近所の子どもの自転車のパンクや修理


を無料ですることにしました。1人の修理をすると、次はその子が友だちの自転車がパンク


したと連れてきます。こうして輪が広がっていきました。すると公園やスーパーでも子ども


たちから「おじいちゃん、元気?」と声をかけられるようになりました。Mさんの発想と行


動力をだれもが実践できるとは思いませんが、まずは1日5人と話をすることを目標にしては


いかがでしょう。買物にも出かけて、スーパーで一度に済ませず、魚屋さん、八百屋さんと


まわれば会話をする人数も増えます。とにかく、誰とも話をしない日をつくらないこと。1日


5人を目標に始めてみてください。できれば、目標達成した日には老前整理と同じようにカレ


ンダーに○をつけてください。こうして日頃から人間関係を築いていけば、災害時にも声を


かける人、かけてくれる人の輪が自然とと広がっていくのではないでしょうか。




しかし、残念ながら人とのコミュニケーションには向き不向き、環境の違いや限度がありま

す。そしてたどり着いたのが次ページのロボットです。

                            



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