なぜ、小説 老前整理を書いたか? について






『老前整理』(徳間書店)あとがきより




前略


 世の中に、片付けや整理の本はたくさんありますが、どのようにこのことを伝えるかで悩


みました。


 だって、老前整理といっても、誰も知らないのですから。それに私は有名人でも、カリス


マでもないし、大々的に宣伝するお金もありません。


 色々なビジネスの本を読むと、物語(スト―リー)をつくりなさいとありました。


 ここでまた、ハタと困ります。実績があれば、こんなことがあったと話にできますが、そ


れがないから困ったのです。


 そこで、一番お金のかからない方法で2009年3月からブログで小説を書き始めました。そ


もそも携帯小説もブログ小説も読んだことのない人間が始めたのですから、失敗もたくさん


しました。


 いま考えれば笑い話ですが、私はケータイで読むのは携帯小説、ブログで読むのはBLO


Gを省略したBL小説だと思っていました。そこでブログのタイトルをBL小説「わくわく


片付け講座」でした。


 半年くらいたって、ようやくBL小説というのはBOYS LOVE(少年愛)の略称だ


ということを知り愕然としました。


 ほんとうに、無知、知らないというのはこわいものです。


 開設当初からブログ小説にそこそこアクセスがあったのは、このBLのせいだったようで


す。ちなみに、BL小説なのに、なぜおばさんばかり出てくるのかというクレームはありま


せんでした。きっと、読者はあきれて、無視されたのでしょう。

                後略

                             平成22年12月  坂岡洋子


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この画像は、BLがBLOGの省略でないとわかってからのブログ小説のトップページで


す。従ってアクセス数は一ケタ!!!(現在は閉鎖)


このページの「玄関の柴犬」は「柴犬と義父の家の片づけ」にタイトル変更



 追記 2019年2月1日


改めて、ホームページになぜ「小説 老前整理」をアップしようと思ったかについてです。


昨年からホームページのリニューアルのために、仕事の棚卸しをしてきました。


2011年に上記『老前整理』を上梓してから、ふりかえる余裕もなく走り続けてきまし


た。


従って、この度のHPのリニューアルは仕事を見直す良い機会になりました。


また、仕事を立ち上げた時のことも思い返しました。


上記あとがきに書いたように、当時はblogで小説を毎日書いていました。


考慮したのは、1日分をスクロールせずに読める分量にすること。


風景などを細かく描写をすると、長くなり、話がなかなか進まず、次を読む気が失せると思


ったので、会話を主体にテンポよく進めようと思ったこと。そしてとにかく1年続けようと


思ったことと、その中で仕事のシュミレーションをしていました。


書いているうちに、書くこと自体がおもしろく、話が長くなり、1番長い話は88回(日)


つまり3カ月近く書いたことになります。その頃には予定の1年を過ぎていました。


現在そのブログは閉鎖して、ありません。


改めて、HPに掲載する価値のある話かどうか悩みましたが、「伝える」手段として、この


ような軌跡をたどったということに価値があるのではないかと思いました。


それにブログと違い、読もうと思えば一度に読めます。


しかし全てを掲載するのは無理なので比較的短いものを選び、基本設定は変えず、今の時代


に合わせ少し加筆修正して掲載することにしました。


ご高覧いただければ幸いです。











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