老前整理のナッジ11





【モチベーションを上げる】



 
自分にごほうび

 片づけや整理は、多くの人にとっては楽しくないことです。まだ着られ

るのにと思いつつ古い洋服を処分したり、読み返さないことはわかってい

ても愛着のある本を古書店へ持って行ったり。

「もったいない」「まだ使える」という気持ちを切り替えて決断するこ

とは胸が痛み、ため息が出ることも多いでしょう。

 だから心身ともに疲れます。

 しかも、誰もほめてはくれない。いや、片づけていることすら気づかな

いこともあるでしょう。

 逆に、気づいて「もったいないから捨てるな」とストップをかける家族

もいるかもしれません。

 この場合のポイントは、家族のものには手を出さず、自分のものを片づ

けることです。



 夫婦や親子でこれからの暮らしを相談しながら片づけや整理ができるの

が一番ですが、なかなかそうはいかない場合もあるでしょう。

 片づけなくても、今、普通に生活ができて大きな問題がないのだからい

いじゃないかという家族に背を向けて、「今しなければ」とひとりで頑張

ろうとする人は孤独です。



 そこで自分にごほうびはいかがでしょう。

 予定を立て、三段階くらいに分けてみてください。

 たとえば洋服が片づいたら友人とホテルでランチ、押入れが片付いたら

好きな歌手のコンサート、そして最後の場所が片付いたらのんびり温泉1

泊旅行なんてどうですか。

 最近人をほめること、ほめられることが少なくなっていませんか。気づ

いてくれる家族がいないなら、自分で自分をほめてもいいのではないです

か。

「がんばったね」と自分に声をかけてください。「やらなくては」と力ま

ずに、少しずつ無理をせず、自分との対話をしながら、頑張った自分にご

ほうびなのです。

『転ばぬ先の老前整理』より                           




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